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熱が下がらなかったり、咳が止まらなかったり、発作が出たりと学校にずっと行けなかった。
ある日、お兄ちゃんが大学のサークルの合宿で3日家を空けることになった。
最初、僕のことで行かないといっていた。
「お兄ちゃん・・・行って、合宿。僕のせいで行かないなんてダメだよ。玲依も梨愛いるし、翔も皐月も蓮も勇樹もいるでしょ?ねえ、行って?」
僕がそういうと具合が悪かったら、ちゃんと誰かに言うんだったら行くといったので、僕は頷いた。
お兄ちゃんが行って、僕はソファに寝ていた。
自分の部屋に1人でいるのは嫌だったから。
「コホッコホッ・・・ゴホッゴホッゴホッ・・・。」
だんだん咳が酷くなってきた。
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