終末の足音

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放水車の近接放水で周囲の人間は倒れるか、あるいは放水の直撃で吹き飛ばされていく。 だが集団は、倒れた者達を踏み越えるように、というよりも、実際に踏み越えながらも更に接近してきたのだった。 「総員、迎撃用意!」 二列横隊を組んだ機動隊員達は胸の前に強化プラスチック製の盾を構え、群衆を待ち構える。 遂に相対距離がゼロになり、機動隊と暴徒による白兵戦が開始された。
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