終末の足音

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しかしいくら弾き飛ばしても、押し戻しても、群衆は一向に歩みを止めない。 それどころか群衆からの反応がまるで無い。 (何で無反応なんだ……) そう思った、刹那。 「っああああああああああああああああああああああああ!!!!」 耳をつんざく絶叫が味方の隊列を突き抜けた。 盾を構えながら、どこからか聞こえてくる声の主を探す。 だが、そこにあったのは目を疑うような光景だった。
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