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リンヌはジャンの元側近だった、水魔のミーナ、炎魔のマチュアの三姉妹だったがそれは2年前の人魔戦争によって大きく分かれてしまった。
昔は皆仲が良くて、ミーナとマチュア、王女も一緒に遊んでくださった…
・・・いつからこの歯車は狂ったのだろうか?
リンヌ「もういい、私、貴女倒して賞金手に入れる!」
ぎこちない最後の台詞を吐いて、リンヌは剣を構える!
ジャン「アッー!後ろにハルトが!!」
・・・と、ジャンはリンヌの後ろを示すが…彼女は後ろを振り向かなかった!
リンヌ「バカが!今更そんな騙まし討ち効かない!」
ジャンの考えてることなんてお見通しと思っていた矢先――
ハルト「隙アリィイイイィイィ!!!」
リンヌ「何ィ!?」
――ハルトが現れて、思いっきりリンヌのケツを倭刀で峰打ちする!
これが俺の考えた『二つの選択肢もどっちもどっち、不意打ち受けちゃうよ☆作戦』だ!
説明しよう!『二つの選択肢(ry』はまずジャンが後ろに誰か居る!と指をさして、相手を振り向かせるのだ!振り向かせればジャンは攻撃をする!だがそれを読まれて、敵が振り向かなかった場合、ハルトが後ろから攻めちゃうのだ!居酒屋のおっちゃん談。
オッサン「オイコラァ!二対一なんて反則だぞゴラァ!失格だーっ!」
柵の外から受付のオッサンが怒っていた。だがジャンは笑ってそれに返事する。
ジャン「あら、さっき“私も”参加するって言って貴方快くYESと言ってくれたじゃない(笑)」
・・・確かに言っている。何処で言ってるかって?そんなもん自分で読みやが(ry。
オッサン「ググ・・・ッ!だが・・・!あれは対戦相手が抜けた補充と思って…!」
ジャン「私は嘘を言った覚えは無いよ?・・・それとも『受付のオッサンの言う事何でも聞く券』いらないの?」
オッサン「グググググ・・・ッ!!はめられたッ!!」
・・・このオッサンはジャンを言い成りにさせてナニをするのでござるか?
リンヌ「クッ…!今のは・・・痛かった・・・です・・・!」
リンヌが立ち上がる…、だがハルトの一撃でもはやボロボロだった。
我ながら逆刃で当てたとは言え、破壊力はあるね。感心感心。
ハルト「どうするジャン?・・・コイツにトドメ刺すか?」
一応聞いてみる…するとジャンは自分にやらせてくれと言ってきた。
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