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――殺しアム。
ジャンは早速受付に対戦相手の登録をしに行く。
受付のオッサン「よぉ、また来たのか。賭け金は最低1000円だぜ?やってみるか?」
ジャン「ふぅん!ハルト=トライタブトで登録ね!」
彼女は勝手に対戦者を決め、自身ありげな感じで札束を出す。
受付のオッサン「・・・お、おい・・・!」
お札の数は諭吉が10枚、20枚…え?
ハルト「お前コンビニからそんなに沢山盗ってきたのか!?ってかお前何万賭ける気だゴラァ!?」
俺は思いっきり怒鳴りつけるとジャンはキョトンとしていた。
ジャン「いくら賭けるって・・・全部に決まってんじゃん(笑)」
あっさりと何て事言うのだろうかこの子は?元オソロシア王女はやはりお嬢様だったから、物の価値観ってのが俺と違うのか?
因みに俺も元ニッポンの王だったが、ニッポンは貧しくて王である自分でも平民より少しマシと言った程度だ。
ハルト「ふっざけんな!!そんなことして負けたらどーする!?」
ジャン「あら?私は強いハルトを信じて全額賭けたのよ?それにここで手持ちのお金を倍にしておけばコンビニで盗った分も返せるじゃない。」
・・・笑って言ってるがこれは犯罪だってこと分かってるのかこの子は…?
ジャン「それに…ちまちまやるより賭け金は大きいほうが面白みがあるじゃない。」
俺を信用してくれているのはありがたいが、こればっかりは実力だからな…。
もちろん自信が無いわけじゃない。ただ慎重に進んでいくほうが無難だから…。
ハルト「・・・負けても恨むなよ。」
・・・こうなればもうヤケクソ、剣を取って準備する。
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