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現れたのは2年前魔王まさしの配下・・・もとジャンの側近だった雷魔のリンヌだった。
ハルト「お前・・・こんな所で何やってんだ?」
リンヌ「アー、アンタイツカノ神器置イテアル洞窟デ会ッタ・・・背中見セテ逃ゲテイッタ負ケ犬」
早速挑発を受ける・・・が昔の俺なら切れていただろうが、今は違う。
ハルト「どちらが負け犬か判断するのは今からでも遅くはないはずだ。・・・で、なぜ貴様はこんなところに居る?・・・また何か企んでるのか?」
至って冷静に返事をする、内心ムカついてるのだが。
リンヌ「ただノ小遣イ稼ギ、私お前倒して賞金手に入れる。」
彼女は剣と雷の魔道書を手にとって構える。
恐らくもう始めるのだろう。
俺も自分の剣…東の国から作られし倭刀を握り締めて構える。
刀身こそ日本刀そのものだが飾りや手に持つ部分などは西方の剣そっくりな奇剣なのである。
ジャン(がんばってよ・・・ハルト。)
ハルト「・・・まぁお互い遠慮は無用、先に首を取るか・・・」
リンヌ「雷で黒焦げにするか・・・。」
互いに「いざ、勝負!」と言った瞬間、辺りに雷と剣気が飛び交う!
リンヌ自身も剣を使って剣を交える!
ジャン(よし!2年のブランクはあっても実力はそのままだ!いっきに行け!)
ちなみにジャンは観客席で見てます。
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