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私が高校受験前の中学三年の冬、
突然、祖母に連れられ向かった所は、
バァちゃんいわく、
[かんさぁ~(神さん)]
と呼ぶ、一件の民家だった。
部屋に上がると、壁が埋まる位のバカでかい仏壇[?]神棚[?]みたいなのがあり、
その手前には、お供え物が所狭しと埋め尽くされている部屋だった。
<…………何だろな此処[?]>
訳も分からず、バァちゃんと並んで座布団に座る。
しばらくすると、年配の女性が首からたすきみたいなのを掛けて、
私達の前へ座り、
お経みたいなのを唱えていた。
何を言ってるのかも分からない。
そして、順番に家族の名前と注意事を言い出した。
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