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みんなから総無視をされ、また1日が終わった。
今日も…1日疲れた。もう嫌だ。
暗い気分で帰っていると、橋の上で同い年くらいの男子が立っていた。
川を見下ろしていて、なぜか万里は勘違いをしてしまった―。
「死んじゃ駄目!」
どおおぉん!
言葉とともに、その男子を押し倒した。
「うわぁっ!何すんだよ!って…水谷じゃん!」
えっ?うわぁ!
万里が驚いたのも無理はない。
その男子は郷田だった。
「へっ?」
かけていたメガネがずり落ちる。
するとまた郷田は驚いた顔をした。
「ごめんなさい!ただ、死んじゃうかと…」
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