水城ちゃん、年齢不詳

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佐波を初めて見た時、びびって電撃が走った。 ―――あの目……。 今でも忘れられない。 私はずっと独りで公園のベンチに座っていた。 いつから居たのか分からない。けど、確かに私はそこにいた。 誰も私に気付いてくれる人は誰もいない。 私は訳も分からずに途方に暮れていた。 朝も、昼も、夜も、、、 私は独りぼっち。 春が過ぎて、夏が駆けて、秋が死んで、冬が芽生えた……―――そんなことが何回も繰り返したある日、私は運命に出逢った……。
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