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会議室での話が終わり、私と谷地はタイミングをズラして教室に戻ることにした。
最初に出たのは私で。
谷地は、多分もう少ししたら戻ってくる。
｢……えへ｣
ひろのの問いに、デレッと笑ってみせる。
それでひろのとサチには肯定だということが伝わった。
｢なーんだ。それなら別にいいんだけどお。サチ、無駄に河本と喋りまくっちゃったよ｣
んー、とストレッチをするように上半身を伸ばしながらサチが言った。
｢んで？どこにいたの？｣
瞳をキラキラ輝かせるサチ。
｢ん、とね。会議室｣
｢えー、薄暗ーい。やーらーしーい｣
からかうようにサチはキャッキャと笑った。
私は慌てて否定する。
｢そ、そういうんじゃないって！話！話してたのっ｣
｢分かってるってー。もし、やらしいことしてたら、涼風はカンペキ、顔に出るから｣
え、ここでも？
どんだけ顔に出るんだ、私は。
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