第1章

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「なっ!?姿が変わった?」 俺の変身を見て、思わず声をあげた士郎。 「あんた、ただの変質者じゃないようね・・・」 さっきまでとはうってかわって、真剣な表情を浮かべる凛。 「そう、俺は変質者じゃねぇ、仮面ライダーだ!覚えとけ!!」 人差し指を突き出し、言ってやった。決まったぜ 「はぁ?仮面ライダー?何それ、姿が変わったぐらいで、私に勝てると思わないでよね!」 「のわっ!」 またもや躊躇なく宝石魔術を繰り出す。 「へっ、それはどうかな?」 ライドブッカーから金色の闇のカードを取り出し、ディケイドライバーに装填した。 ”カメンライド” ベルトがコールし、ベルトの両端を押し込むと ”コンジキノヤミ!” というコールとともに、金色の闇に変身した。 「お、女の子になった?」 「なんなのよその魔法は!」 変質者が急に女の子になったもんだから、士郎と凛はパニック状態になっている。 「これは魔法じゃない、変身だ」 俺は若干門矢士を意識しながら言ってやった。 「声まで変わるのね・・・」 ああ確かに、言われてみれば声も闇になってる・・・何か申し訳ないな・・・ 福圓さん申し訳ないっす・・・
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