第1章

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「まあいいや、とっとと終わらせるぜ!」 カードをディケイドライバーにカードを装填する。 ”アタックライド” 攻撃系のカードの合図である”アタックライド”をコールする。 ”変身(トランス)!” と言うコールの後に、闇DCD(ディケイド)となった俺の両手が剣に変身した。 「!?・・・投影?」 「残念、ちょっと違うな。これはトランスだ」 凛の問いに答えると同時に駆け出した。 「遠坂!」 「くっ、わかってるわよ!」 凛は詠唱を始めようとしたが、闇DCDの速さに間に合うはずもない。俺は凛の詠唱が始まる前に斬りかかった。 「!?」 「もらった!」 「投影二連!!」 「何!?」 凛に斬りつける直前に、士郎が投影した剣を投げつけてきた。 「どういうつもりだ、士郎」 何とか剣をかわした俺は士郎に聞いた。 「君のことも信じたいけど、俺は、一応遠坂の味方だから」 「一応ってなによ一応って!」 苦笑する士郎と頬を赤らめる凛、なんかちゃっかりいいムードを漂わせる2人。 「2対1か、ならこのカードだな」 ライドブッカーの中からカードを1枚取り出す。 「来るわよ!」 「ああ!」 完全に戦闘態勢に入ってるよこの2人、そんなつもりなかったんだけどなぁ・・・ ま、んなこと言っててもしょうがないしな、なんとか話を聞いてもらわないと・・・
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