第1章

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”アタックライド” 攻撃系の合図である『アタックライド』がコールされ ”イリュージョン” バックルの両端を押し込むと、自身を増やすカード『イリュージョン』が発動された。 されたのだが、おかしなことが 「仮面ライダーと・・・」 「女の子・・・?」 そう、イリュージョンとはいわば分身の様なもの、俺の予想では、金色の闇の姿となった俺が増えると思っていたのだが・・・ 何故か、ディケイドと闇の姿にバラけてしまった。 「なんか変だけどやるしかねぇ!」 闇は士郎の方に、俺は遠坂の方に攻撃を仕掛けた。 「遠坂!仮面ライダーの方は頼む!」 「こんな奴、余裕よ!」 「そうでもないと思うがな!」 余裕をかます遠坂にライドブッカーをソードモードに変形させた状態で斬り掛かった。 「くっ」 「避けてるだけじゃ俺は倒せないぜ?」 俺の攻撃をなんとかかわし続ける遠坂を若干挑発する。 「んなこと・・・わかってるわよ!」 縦に斬り付けた俺の攻撃を、体を左に反らすことでかわし、右足を思いっきり蹴り上げ、俺の顎にカウンターをくらわせた。 「ぐはっ」 もろにくらった俺は宙に浮いた後、地面に叩きつけられた。 「遠坂!」 「士郎!あの金髪のちびっ子倒せたの?」 「ああ、なんとかな」 闇を倒して遠坂の元に駆け付けた士郎。 「形成逆転、どう?警察に行く覚悟は出来たかしら?」 不敵な笑みを浮かべながら、聞いてきた。 「へっ、まだ終わっちゃいねぇよ!」 俺は起死回生となってくれると信じているカードをライドブッカーから取り出し、二人に見せ付ける様に前にカードを突き出した。 「士郎!来るわよ」 「ああ!」
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