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「よっしゃ行くぜ!」
勢いよく走り出し、士郎に先制攻撃を仕掛けようとした瞬間
”クロック・アップ”
の音声がどこからともなく聞こえ、俺は見えない何かに斬りつけられた。
「ぐはっ!?」
「優希!」
倒れ込んだ俺の元に士郎と凛が駆け付けて来た。
「ちょっと大丈夫!?」
「ああ、俺は大丈夫だ、だけど・・・」
前方を見つめ、いや、睨みつけた
「久しいな・・・小僧」
睨みつけた先にはあの忌まわしき英雄王が悠然と立っていた。
「「ギルガメッシュ!?」」
士郎と凛も相当驚いている。
「エヌマ・・・」
右手に装備している黄金の剣を、体を右に捻りながら紅いエネルギー?的なものをためている。
「二人とも俺に捕まれ!」
俺の言葉に素直に従い、肩に手を置く二人。
そして、ライドブッカーからカードを取り出しバックルに装填する。
”アタックライド”
両端を押し込み
”インビジブル”
のコールとともに俺達は姿を消した。
「・・・チッ」
辺りを見回すギルガメッシュ。
俺達はギルガメッシュからある程度距離を取り、草かげに隠れた。
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