第一章 後編

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「よっしゃ行くぜ!」 勢いよく走り出し、士郎に先制攻撃を仕掛けようとした瞬間 ”クロック・アップ” の音声がどこからともなく聞こえ、俺は見えない何かに斬りつけられた。 「ぐはっ!?」 「優希!」 倒れ込んだ俺の元に士郎と凛が駆け付けて来た。 「ちょっと大丈夫!?」 「ああ、俺は大丈夫だ、だけど・・・」 前方を見つめ、いや、睨みつけた 「久しいな・・・小僧」 睨みつけた先にはあの忌まわしき英雄王が悠然と立っていた。 「「ギルガメッシュ!?」」 士郎と凛も相当驚いている。 「エヌマ・・・」 右手に装備している黄金の剣を、体を右に捻りながら紅いエネルギー?的なものをためている。 「二人とも俺に捕まれ!」 俺の言葉に素直に従い、肩に手を置く二人。 そして、ライドブッカーからカードを取り出しバックルに装填する。 ”アタックライド” 両端を押し込み ”インビジブル” のコールとともに俺達は姿を消した。 「・・・チッ」 辺りを見回すギルガメッシュ。 俺達はギルガメッシュからある程度距離を取り、草かげに隠れた。
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