序章

2/6
前へ
/17ページ
次へ
それは一瞬の出来事だった。 俺は帰宅途中に車に跳ねられた、跳ねられた瞬間に、いろんなことを思い返していた。 これが俗に言う走馬灯なのだろうか・・・ しかし、思い返したのは、ほとんどアニメのことばかりだった。 全く親不孝だと、我ながら思った。 でも、悪い気はしなかった。 だからといって未練が無いわけではない、録画してたアニメ見れなかったとかだけど・・・ 現実世界での意識がなくなってどれくらいたったのだろうか、周りが真っ白になっていて何か不気味な空間に俺は居た。 そして声をかけられた 君は、アニメの世界のキャラクターたちを、助けたいと思ったことは無いかな? 「え・・・?」 無いのかな? 「いや!めっちゃありますよ!」 では聞こう、もしもアニメの世界のキャラクターたちを幸せにすることができるなら・・・幸せにしてあげたいかな? 「はい!当然でしょ!」 君が死ぬかもしれないとしてもかな? 「え・・・死ぬかもしれない?」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加