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それは一瞬の出来事だった。
俺は帰宅途中に車に跳ねられた、跳ねられた瞬間に、いろんなことを思い返していた。
これが俗に言う走馬灯なのだろうか・・・
しかし、思い返したのは、ほとんどアニメのことばかりだった。
全く親不孝だと、我ながら思った。
でも、悪い気はしなかった。
だからといって未練が無いわけではない、録画してたアニメ見れなかったとかだけど・・・
現実世界での意識がなくなってどれくらいたったのだろうか、周りが真っ白になっていて何か不気味な空間に俺は居た。
そして声をかけられた
君は、アニメの世界のキャラクターたちを、助けたいと思ったことは無いかな?
「え・・・?」
無いのかな?
「いや!めっちゃありますよ!」
では聞こう、もしもアニメの世界のキャラクターたちを幸せにすることができるなら・・・幸せにしてあげたいかな?
「はい!当然でしょ!」
君が死ぬかもしれないとしてもかな?
「え・・・死ぬかもしれない?」
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