第1章

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「それにしても、遠坂はすごいな」 「なによ、やぶからぼうに」 あれは衛宮士郎と遠坂凛!という事はここはFateの世界か!? 「いや、俺はセイバーがいなくなってから普通の生活がまだ出来てないけど、遠坂は出来てるじゃないか、だから」 セイバーがいないってことは、聖杯戦争は終わっちまってるんだな・・・ 「そんなことないわよ、私もサーヴァントたちがいなくなった今の生活に違和感ありまくりだもの」 て言うか・・・すげー。本当に俺はアニメの世界に来ちゃったんだ・・・すげー 窓から2人を覗いていた俺はあまりの感動に、軽く涙が出てきた。 「ところで・・・」 「どうしたんだ?遠坂」 「さっきから覗いてるあんたは一体どなた?」 顔は笑っているのに、目は笑っていない遠坂が窓の外の俺に迫って来た。 「いや、別にあっしは怪しい者では・・・」 テンパリまくって1人称がおかしなことになってしまった。 「じゃあなんでそんなところにいるのかしら?」 「いや、それはその・・・」 いつのまに外に出たのか、遠坂は俺の目の前に立っていた。 「おい、遠坂!やめろ」 「なんでよ!コイツ不法侵入者よ?」 止めに来た衛宮にも容赦ない・・・ 「勝手に決めるなよ、何か用があったのかもしれないだろ?」 衛宮が”だろ?”みたいな目で見てきた。 「お、おう、実は・・・・」 俺はこの世界に来た意図等を2人に話した。
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