第1章

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「絶対に嘘ね」 「何で決めつけるんだよ!」 やはり信じてもらえない、当然と言えば当然なんだが・・・ 「士郎!信じてもらえないのはわかってたことだ気にしないでくれ・・・」 フォローしてくれていた士郎を止める。 「え、でも・・・」 「ていうか、何であんたは士郎の名前を知ってる訳?」 「ああ、そういえば・・・名乗った覚えはないと思うんだけど・・・」 し、しまったぁぁぁぁああ!!つい名前で呼んでしまったぁぁぁぁああ! 「えーと、それはその~」 「問答無用!警察に突き出してあげるわ!」 「やっぱりこうなるのか!」 俺と凛は戦闘態勢に入った。 「おいおい、ここは家の庭なんだけどな・・・」 深いため息を吐く士郎だったが、簡単に捕まる訳にはいかないんでな! 「Vier-stil ErschieBuns・・・」 「あの呪文って宝石魔術か!?」 手を銃のようにして俺に向けてきた。 「ご名答~♪」 「のわっ!?」 容赦なく撃ってきた凛、この女、やばすぎるだろ・・・ 「ちょっとぐらい躊躇しろよ!」 「あらごめんなさい、変質者如きにする躊躇は持ち合わせてないの」 後ろ髪をさっとかきあげ、にやける。 「しかたねぇな、俺も本気を出すとしますか!」 俺はライドブッカーからディケイドのカードを取り出した。 「はあ?あんた、そんなカードなんかで私とやるつもり?」 「ああ、そうだ」 俺は変身ベルトであるディケイドライバーを腰に巻いた。 「変身!」 そして、ディケイドライバーにディケイドのカードを装填すると ”カメンライド” ベルトが変身の合図でもある”カメンライド”をコールする そして、ベルトの両端を押し込むと ”ディケイド!” と言うコールとともに、優希は仮面ライダーディケイドに変身した。
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