第3章 おとぎ大学

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しばらく歩くと、長野さんは立ち止まった。 長野「ここだよ」 スクル「ここ…ですか?」 大学に着いた俺達。 俺はその大学を見て、驚いた。 スクル「何だよ、ここ…?ひ、広い…」 長野「ここは僕達が通ってたおとぎ学園より…いや、普通の大学より数倍広い大学…。 ここが…君達が通う『おとぎ大学』だよ」 スクル「おとぎ…大学…」 ここが…今日から通う大学…。 まさか、この町にこんなにも広い大学があるとは…。 スクル「…って、あれ?長野さん、今『君達』って言いました?」 長野「え?そうだけど…違ったの?」 スクル「え?どういう…」 クレイナ「……」 後ろを振り向くと、クレイナが俺について来ていた。 スクル「……」 クレイナ「……」 スクル「…何でいるの…?」 クレイナ「…ついて来るなって言ってないから…」 俺とクレイナ、果たして…どっちがバカなのだろう…? 俺、ちゃんと言えば良かった💦 長野「天使みたいだけど、味方なの?」 スクル「大丈夫らしいですよ?なんでも、元々は郁紗に預けるみたいだったので」 長野「じゃあ、契約っていうのはしたの?」 スクル「契約?自分の心臓である武器を契約者に渡すんでしたね?」 長野「寿命とか取られるわけじゃないから、契約したらどうだい?」 スクル「…契約か…」 クレイナ「……」 スクル「考えておきます」 契約するのは構わないが、クレイナは俺よりもふさわしい契約者に会えるかもしれない。 今は何とも言えないが、少し考えた方がいいな…。
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