第1章 金と誘拐とホームレス

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段ボールの家から出る俺は背伸びをした。 スクル「さて、朝だな」 朝と言ったら大抵の人は朝食を食べるが、今の俺はホームレス。その為、食べ物はない。 家から持ち出した食べ物は昨日で食べ終えたし、金も13円しか持っていない…。 スクル「くそっ、マンガとゲームを買いすぎた…💧」 俺は公園の自販機へ行き、お金が落ちてあるか探した。だが、お金はなかった。 俺、マジでバカかもしれない…💧 この時、俺は知った。 スクル「家のない人達は…こんなに苦労しながらも頑張って生きているんだな…」 世の中にはいろんな人がいるが、ホームレスの人達が一番苦労しているに違いない。かわいそうだよな、俺とは別に…。 でも、俺はこれからどうする?金もない、家に帰りづらい、親の目線が怖い…。 スクル「くそっ、俺はどうしたらぁぁぁ⁉💦」 子供「ママァ~、このお兄ちゃん何してるの?」 ママ「シッ❗見ちゃダメ❗それにしても、この町は一体何なの💦」 俺は母親に連れられる子供の姿を見て、あることを閃いた。 スクル「そうか、誘拐だ…。誰かを誘拐し、お金を貰おう‼」 犯罪を犯そうと企む俺は最悪かもしれないが、これは生きる為。金が入れば、何でも手に入る…。 スクル「さて、誰を誘拐するか…。小さいヤツは当たり前だが、いくら小さい子供でも誘拐しにくいしな…」 最近の子供は用心深いからな…。 それに、誘拐するとしたら…できれば女の子が一番良いな。かわいくて、優しそうな子だったら誘拐しやすいし…。 スクル「いや、いくら何でも…俺はロリコンの趣味はねぇし…。やっぱ、冷静で、感情を表に出さない子が良いよな。 そして、ギャルゲーみたいに最後は感情が表に出て優しく俺を微笑んで…って、何の話だ?というか、いるわけないよな…💧」 とりあえず、公園から出る俺はそこら辺を歩くと、本当にいた。
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