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段ボールの家から出る俺は背伸びをした。
スクル「さて、朝だな」
朝と言ったら大抵の人は朝食を食べるが、今の俺はホームレス。その為、食べ物はない。
家から持ち出した食べ物は昨日で食べ終えたし、金も13円しか持っていない…。
スクル「くそっ、マンガとゲームを買いすぎた…💧」
俺は公園の自販機へ行き、お金が落ちてあるか探した。だが、お金はなかった。
俺、マジでバカかもしれない…💧
この時、俺は知った。
スクル「家のない人達は…こんなに苦労しながらも頑張って生きているんだな…」
世の中にはいろんな人がいるが、ホームレスの人達が一番苦労しているに違いない。かわいそうだよな、俺とは別に…。
でも、俺はこれからどうする?金もない、家に帰りづらい、親の目線が怖い…。
スクル「くそっ、俺はどうしたらぁぁぁ⁉💦」
子供「ママァ~、このお兄ちゃん何してるの?」
ママ「シッ❗見ちゃダメ❗それにしても、この町は一体何なの💦」
俺は母親に連れられる子供の姿を見て、あることを閃いた。
スクル「そうか、誘拐だ…。誰かを誘拐し、お金を貰おう‼」
犯罪を犯そうと企む俺は最悪かもしれないが、これは生きる為。金が入れば、何でも手に入る…。
スクル「さて、誰を誘拐するか…。小さいヤツは当たり前だが、いくら小さい子供でも誘拐しにくいしな…」
最近の子供は用心深いからな…。
それに、誘拐するとしたら…できれば女の子が一番良いな。かわいくて、優しそうな子だったら誘拐しやすいし…。
スクル「いや、いくら何でも…俺はロリコンの趣味はねぇし…。やっぱ、冷静で、感情を表に出さない子が良いよな。
そして、ギャルゲーみたいに最後は感情が表に出て優しく俺を微笑んで…って、何の話だ?というか、いるわけないよな…💧」
とりあえず、公園から出る俺はそこら辺を歩くと、本当にいた。
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