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そのリーフスネークは先程確認のため捕まえたオスだった。 何故かずーっと腕に巻き付いてそのまま目を閉じていた。 仕方ないのでそのまま放っておくことにした。 森を突き進み、水辺にやって来た。勿論、希少種の氷水鷹種の異常調査だ。 出来ればリーフスネーク族を連れてきたくなかったのだが… 水辺を見ると少し藻が多いように見えた。 「やっぱり植物のみの異常…ん?」 回りを見渡していると池の畔が微かに白く輝いていた。 「氷、なのか?」 まさかとは思いつつ近付いていく。 白く輝いていたのはやはり氷でその岸近くに羽から赤い氷を付着させたアイスイーグルが居た。 氷が溶けていないところを見るとまだ息があるようだ。 さて、どうする。下手に触れば氷漬けだ。どうしようか… すると今まで寝ていた筈のリーフスネークが首を持ち上げアイスイーグルを見始めた。 すると地面から蔓が生え始め、アイスイーグルの氷を叩いて砕き始めた。 砕き終えると傷口に蔓を乗せた蔓は凍る事無く、傷口を触り始めた。 「…お前、助けたいのか?」 そう問うとリーフスネークはコクりと頷いた。
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