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最後の光景は目の前に迫る自分より大きな「窓ガラスのついた鉄の箱」
最後の音は「グジャ」
最後の記憶は「闇」だった
永遠と繰り返される悪夢。目の前に迫るトラック。
一瞬の暗闇の後に訪れる赤い血を流し倒れている自分の姿。
不思議と痛みはない。
あるのは死の絶望とこの世の地獄を連想させる不快感。
一睡眠で何十回も繰り返される自分の死の瞬間は、精神の崩壊寸前で元の闇に解放される。
そしてしばらくして俺はまた、この世の地獄に連れ戻される…
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