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真剣なトトの声。
「な、何よ……。責任って……」
「俺がお嬢と一緒に……俺の妻にしてやるって言ってんです」
「え、偉そうに何言ってんのよ! トトのくせに生意気っ!!」
いつもと違う真剣な眼差しと声にどぎまぎする。
顔に血が上っていくのがわかる。
きっと私……今、顔が真っ赤だ。
「まぁ、冗談なんですけどね」
さらりとトトが流した。
「冗談かよっ!!」
思わず三〇ばりに突っ込んじゃったじゃないか! 〇村ばりにっ!!
「あれ? 本気にしちゃいました?」
「するわけないじゃないっ!!」
「へぇ~」
トトがにやけ顔を近付ける。
うっ……。顔が近い……。それだけのことなのに……変に意識してしまう。
まずい……。なんか……今、私ヤバイかも。
とりあえず……落ちつこう。私。
「……お嬢、顔真っ赤ですよ?」
トトのその一言で、更に血が逆流する。
私……本日終了しました(意味不明)
「ううう、うっさいっ!! こここ、これはそんなんじゃないからっ!! つねられたあとだからっ!!」
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