サザンクロス~情報屋とコウノトリ Vol.2~

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真剣なトトの声。 「な、何よ……。責任って……」 「俺がお嬢と一緒に……俺の妻にしてやるって言ってんです」 「え、偉そうに何言ってんのよ! トトのくせに生意気っ!!」 いつもと違う真剣な眼差しと声にどぎまぎする。 顔に血が上っていくのがわかる。 きっと私……今、顔が真っ赤だ。 「まぁ、冗談なんですけどね」 さらりとトトが流した。 「冗談かよっ!!」 思わず三〇ばりに突っ込んじゃったじゃないか! 〇村ばりにっ!! 「あれ? 本気にしちゃいました?」 「するわけないじゃないっ!!」 「へぇ~」 トトがにやけ顔を近付ける。 うっ……。顔が近い……。それだけのことなのに……変に意識してしまう。 まずい……。なんか……今、私ヤバイかも。 とりあえず……落ちつこう。私。 「……お嬢、顔真っ赤ですよ?」 トトのその一言で、更に血が逆流する。 私……本日終了しました(意味不明) 「ううう、うっさいっ!! こここ、これはそんなんじゃないからっ!! つねられたあとだからっ!!」
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