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軍服Bが、更に強く肩を抱き寄せる。
「じゃ、俺達は場所変えていいことしようか」
軍服Bが、私を別の場所に連れて行こうとする。
……っ! 冗談じゃない!!
「いい加減に……離れろぉっ!!」
軍服Bのみぞおちに肘鉄を食らわせる。
「ぐはっ!!」
軍服Bがぐらりとよろめいた隙に、手首をひねりあげ、足払いをかけながら、襟首を後ろに引っ張った。
軍服Bが、仰向けに倒れ、苦しそうに呻く。
「てめえっ!!」
様子を見ていた軍服Aが、かかってきた。
すとんと腰を落とし、体全体をひねりながら、喉元に掌底をたたきこむ。
「かふっ!!」
軍服Aが激しく咳き込みながら、倒れた。
……ふん! 私だって、だてにエムやトトから護身術習ってるわけじゃないんだからねっ!
もと特殊諜報部員直伝の技をなめんなよ。
……って、えばってる場合か!! 私っ!!
今ので、残り3人の標的が私に移ったぞ!!
うわっ! 3人ともものすごい顔でジリジリよってきてる。
ヤバイ……。
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