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あはは……。
お茶とトイレ休憩があればいいけど……。あははのは(血涙)
「それから、そこのなんかチャラいの」
「ん? 俺?」
「他に誰がいるんだ? あ? 俺の理性がもう一度吹っ飛ぶ前に、お嬢から離れろ」
トトの視線が、私の肩を抱くホストの手に痛いほど注がれる。
「何? あんた、この子の彼氏かなんか?」
「保護者だ」
「ふ~ん……。なぁ……もしも離れないって言ったら……? 俺が彼氏立候補するって言ったら……?」
ニヤリとホストがトトに笑う。
こここ、このバカホストっ!! 何言ってんのよっ!! 空気読めっ!! あの黒い瘴気を見ろっ!!
瞬間、トトが跳躍し、ホストの顔面にハイキックをたたきこんだ。
うわっ!!
思わず目を瞑る。
「あっぶねぇ~。短気なやつだなぁ~」
呑気そうなホストの声。
目を開けると、ホストが私を抱いて後方に飛び避けていた。
これっていわゆる……お姫様抱っこ。
ちょっと!? 姫抱きって……!? しかも、そんなんしながら、トトのマジ蹴りを避けるって……!?
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