サザンクロス~情報屋とコウノトリ Vol.2~

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あはは……。 お茶とトイレ休憩があればいいけど……。あははのは(血涙) 「それから、そこのなんかチャラいの」 「ん? 俺?」 「他に誰がいるんだ? あ? 俺の理性がもう一度吹っ飛ぶ前に、お嬢から離れろ」 トトの視線が、私の肩を抱くホストの手に痛いほど注がれる。 「何? あんた、この子の彼氏かなんか?」 「保護者だ」 「ふ~ん……。なぁ……もしも離れないって言ったら……? 俺が彼氏立候補するって言ったら……?」 ニヤリとホストがトトに笑う。 こここ、このバカホストっ!! 何言ってんのよっ!! 空気読めっ!! あの黒い瘴気を見ろっ!! 瞬間、トトが跳躍し、ホストの顔面にハイキックをたたきこんだ。 うわっ!! 思わず目を瞑る。 「あっぶねぇ~。短気なやつだなぁ~」 呑気そうなホストの声。 目を開けると、ホストが私を抱いて後方に飛び避けていた。 これっていわゆる……お姫様抱っこ。 ちょっと!? 姫抱きって……!? しかも、そんなんしながら、トトのマジ蹴りを避けるって……!?
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