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「今一番大事なことって何！？ この子の治療でしょ！？ そうよねっ！？ 義父さんっ！？」
間をあけずに、義父さんに詰め寄る。
「あ、ああ」
義父さんが呆然として答える。
「だったら、義父さんっ！ さっさと治療室に行って！！」
「はっ、はいっ！」
義父さんがあわてて、治療室に向かう。
「それからっ！」
くるりとトトとエムの方に向き直る。
「二人とも、叩き出すのはあの子の治療が終わってからでも遅くないっ！ そうよねっ！？」
「ですが、ドロシー様……あの女、危険です」
「そうです。お嬢。つか、今、ものすごいチャンスです。俺、即刻叩き出してやりたい」
「トト様に賛成ですね」
再び殺気だつ二人組。
「だから、やめなさいっ！！ 二人ともっ！！」
“デコピン”リターン。
「てっえぇっ！ お嬢っ！ デコピンはないでしょう！？」
「あんたが人の話を聞かないからでしょう！？」
「で、ですが、ドロシー様……」
眉間を押さえながら、今度はエムが再び反論してきた。
「四の五の言わないっ！！」
間髪を入れず、怒鳴り返す。
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