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……彼らも、私達を拒絶するのか？
私達を見放すのか？
何故？
何故、私達には安住の地が手に入らない？
何故、世界は私達を受け入れない？
そして……
――何故、彼らは“ここ”にいることが出来る？
“オズ”に居場所がありながら、“それ”を捨てた男は、何故、誰にも断罪されず、愛する者達と平穏を貪ることが出来るのか……！
何故、私達は“それ”が許されない……！
“オズ”を裏切ったのは、あの男も同じはずなのに……！
その男が、私達を拒絶し、断罪するのか……！
青い炎が、歪んだ憎悪に変わる。
憎かった。
“オズ”も。
レジスタンスも。
この世界も。
あの男も。
そして、無条件で全てに愛され、庇護されているあの少女も……！
歪んだ憎悪が、女を蝕んでいく。
――壊してあげる。
女が、ぞくりとするような凄絶な笑顔をする。
――全部、壊してあげる。その時、あなた達はどんな顔をするのかしら？
カーテンの隙間から、光が見える。
いつのまにか、朝日が昇っている。
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