閑話休題~その2~

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あの目の光は、全てを破壊する魔の光。 ――いつか……そう遠くない日、私はあの時の選択の代償を払うのだとしたら……。 机に目を落とす。 机の上には、ドロシーが焼いたクッキーがある。 その横にはメモ紙。 “差し入れだよ~❤” と、走り書きされたメモ。 ――流す血は私だけでいい。 ヘンリー様も、トト様も、ドロシー様も、誰の血も流させない。 私の血だけで贖って見せる。 声が聞こえる。 ――幸せになるのか?……と。 ――ええ。でも……落とし前はつける。 エムはドロシーのクッキーを口に入れて、そんなことを考えるのだった……。
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