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先生がイライラした口調で、コウノトリに問う。
「………………？…………これは……もしかすると………………？」
レオンが何かに気が付いたように呟いた。
「レオン、どうしたんですか？」
トトがレオンの方を向く。
「昔……“軍”で学んだ護身術の動きに似てる…………」
「ピンポ～ン。レオっち、大正解。これはな、“軍”の訓練で使う動きを取り入れた、斬新なエクササイズビデオや。この動きをするだけで、マジ激やせってお姉さん達に大評判なんや」
「…………“軍”の特別訓練は………………厳しかったからな…………」
レオっちと言われたことは素通りして、レオンが過去に思いを馳せ出した。
「……！ そうかっ！ わかったぞっ！！」
先生が突如、大きな声を出し身を乗り出す。
「え？ 何？ 先生？ 何がわかったの？」
私には、さっぱりわかりませんが。これの意図するところが。てか、ツッコミどころが多すぎて逆に何も言えない……。
「ツッコミどころの多い謎のエクササイズビデオ……。“軍”の訓練……。これは……暗号だ」
「暗号！？」
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