Oppai Drive

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「ねぇねぇ、お前の友達に180cm超えくらいの背ぇ高い友達いる?」 蒸し暑い夏の休日、ダイニングで遅い朝飯を食べていた俺に、キャミ1枚と下着姿の姉が話しかけてきた。 ・・・姉がいる男にはわかるだろうが、姉って生き物は家でパンツ一丁とかデフォ。 「ちょッ!?やらしい目で見てんじゃないわよ!!バカ///」 なんてのは漫画の世界だけ。 「いや・・・さすがにそこまで高い奴いないけど。何?」 若干嫌な予感がしたが、素直に答える俺に、残念そうな顔をしながら姉はテーブルの向かいに座る。 「えー・・・ちょっと聞きたいことあったのにぃ。」 キャミの胸元から手を突っ込んで汗ぬぐうな。貧乳め。 背高い男が好みだったっけ?とか思いながらちょっとからかい気味に言ってみる。 「お前180超えとか高望みすんな、現実見ろ現実。」 男は身長じゃねぇんだボケが。某野菜人王子に殺されろ。 姉は食パンをかじりながら、なお残念そうに言う。 「違うって。いやさぁ、背ぇ高い人ってさぁ・・・ 夏は絶景だよね。」
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