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「じゃあ、タカシ君の!」
「うん。弟はお陰で元気でやってる。
「会ったら
『よろしく』
いっておいて、って言ってたよ」
「あれ!」
スギコが、目を丸くした。
「じゃあ、エスパー・アッキーの名をたからしめた、騒動の?」
「そうか、二人は顔見知りか」
「あおべ~」
が、ちょっと驚いた顔をして、上村先輩に、
「それならそうと、話してくれたらよかったじゃないか?」
そう言った。
上村先輩は、
「ええ。でも、たぶん『アッキー先生』は、ぼくのことは覚えてないだろうし。。。
「弟のことをいまさら言うのも何だか。。。」
そう言葉をにごしてから、目を少し細めた。
「まぶしいもの」でも観るような目で、あたしに微笑んだ。
ちょっと「いい感じ」だな。
あたしは、そう思った。
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