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「大学院進学を周囲から進められているけど、大学出たら
『自分でソフト開発の会社』
を、興してみたいとも、思ってもいるんだ」
先輩も、「あっさりした口調」で、答えた。
「それをアッキー先生に占ってもらおうと思ったんだ」
「叔父が、『龍平プロ』を興すときに、『あたしにクリスタル』をプレゼントして運を観てもらった、って、ブログに書きましたもんね」
「うん。それも読んだよ」
それから、ちょっとだけ、頭を下げた。
「ありがとう」
そう言ってから、
「本当は個人からの依頼は受けない『ルール』なんだろう。
コネが利用できて、それだけでも、『幸運』だよ」
クリスタルを見つめる先輩の目には、真剣な光がこもっていた。
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