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あたし、沙亙胡桃(さわたり くるみ)13歳。
世間一般的には、大人の庇護の下、気楽に日々を送る女子中生……って事になってるってゆ~か、そ~思われてるってゆ~か、あたし等にだってそれなりに言い分も有る訳だけど、まぁ、殆どンな事はシカト上等な毎日を、しゃあないから送ってる。そんな感じのごく普通の女子中生。なんだけど……。最近は、それ程退屈してない。
何たって、史上最強の?恋してるから。
友達には、あんなオッサンの何処が良いんだ?とか言われるけど、あたしには最高の男だから、外野の野次なんか関係無い。今ントコ、彼が今一歩踏み出して来ないのが歯痒いけど……。
あたし、そんなにガキっぽいかな……確かに歳の差は結構あるけど、父娘ってゆ~程離れてもいないと思うんだけどな~……。
そんな事を、何時もの様に考えながら歩いていると、彼の住居兼オフィスに着く。
坂田探偵事務所……あたしのバイト先でもある……。「おはょ~御座居ま~す。」
誰も居ないって判ってるけど、一応挨拶なんかして鍵を開けて中に入る。
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