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もの凄い勢いで押し倒される。
あたしは、只ひたすら恐かった……。
「俺の気持ちを無下にして火ぃつけたからには、きっちりその体で鎮めて貰うからな……。」
あたしは覚悟を決めた……。
良いよ…だって…どうせ何時かは銀さんにって思ってたし……それに…それに……やば…マジ泣き入りそう……。
「胡桃……俺が恐いか……?」
思い掛けず優しい銀さんの声を聞いたら、涙腺のダムはあっさり倒壊した……。
「今は…恐くない…銀さん…あたし良いよ…。」
「折角やめてやったんだ。
ンな事ゆ~なよ。それに……惚れた女で処理しなきゃなんねぇ程、困ってねぇよ。」
「だから…それがヤダから…あたし良いよって…言ってんの!」
「あぁ?ヤダから良いって、意味解んねぇよ。」
「だ、だから、例え…その…処理でも!銀さんが、他の女と…するのはヤなの!」
「ふ~ん…可愛い事言う様になったぢゃん。
やっぱ荒療治が効いたかな。」
「何?!今の全部演技?!嘘だったの?!」
「否、違う!押し倒したトコだけだって!
疲れてイラついてる男が危ねぇのもホントだし、実際目茶苦茶ヤリたかったし!」
「誰と?!」
「………言わせてぇのか?」
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