悪魔的に優しく❤

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「うん、言って欲しい。 銀さんって、いっつも本音が判んないし、あたしの事好きなのかも判んないし。」 「はあぁ?お前ねぇ、この銀さんが、今迄こんなに態度で示してきたのに、全然自信無かった訳?! やれやれ……何か銀さんも自信無くしたよ……。」 「御免ね、銀さん。あたし、ホントは解ってる。 でも、ちゃんと口で言って欲しい時もあるんだよ。 だって、銀さん、一回も好きって言ってくれた事ないじゃん。」 「言っとくけどな、俺も胡桃から好きだって言われた事ねぇよ。 お前こそどうなんだよ。 まぁ、銀さんは大人ですから~、お前の乏しい愛情表現でも~、ちゃ~んと理解してるつもりだけど~。 お前の事が好きかなんて、ンなの何時でもババーンと言ってやるっつ~の。」 「じゃ今言ってよ!!ババーンと!!」 「解った……。言うよ。」 え……? そんなにアッサリ言われちゃうと…何か…ちょっと…。 銀さんは、優しくあたしを抱き寄せた……。 そして、一気に肩に担ぎ上げた…????? は?何で?何コレ?! 「ちょ、ちょっと銀さん!ど~ゆ~事?!早く下ろしてよ!! これじゃ誘拐みたいじゃん!」 銀さんは、あたしを担ぎ上げたまま、上に通じるドアを開けた。
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