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否、むしろ大事なのは前半の方なんだけど……。
「ンなに俺と風呂入ンのが嫌なのかよ。」
銀さんは、ちょっとムッとした顔で言う。
「違うよ。じゃなくて、だって……あたし達って、まともにキスした事も無いし……そりゃ、おでことか、頬っぺたとかはあるけど……。」
すると、銀さんは、怪しい微笑みを浮かべながら近付いて来た。
「って事は……チューすると、混浴OKなんだな?」何故そうなる坂田銀時……。
「ちょっ、銀さん?!」
銀さんは、あたしをしっかり抱き締めた。
「ねぇ、待ってってば!銀さんは、一緒にお風呂に入りたいからキスするの?!」
思わず両手で銀さんの体を押し退けようとしたけど、ビクともしない。「あ?ンなの決まってんだろ。
してぇからすんだよ……。」
!!!超高速で奪われてしまった……!
息が…出来無い……立ってらんない……。
頭の中が…真っ白になりそう……。膝がガクッてなった時、あたしの腰をしっかり支えた銀さんの唇が、ゆっくり優しく離れていく……。
あたしは、半ば放心状態で銀さんを見上げていた。
けど……ある異変に気付く……。
下腹辺りに、何やら硬いゴツゴツしたモノが……??思い当たって一気に顔が熱くなる。
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