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「ぎ、ぎ、銀さん…?お腹に当たってるのって…もしかして…あの…。」
途端に、銀さんも少し赤くなる。
「い、否、これはだな、銀さんの息子が健康優良児であるとゆ~証だ。否ぁ~良かった、良かった。
コイツこの間、風邪っぽいよ、パパぁなんて言ってたから、銀さん、ちょ~っと心配してたんだよ、うん。」意味の解んない言い訳をしながら、銀さんは、恥ずかしそうに横を向く。
何だか、ちょっと可愛いって思った……。
「銀さん…あの、先に行ってて…直ぐ行くから……。」
「え……?まぢ?!混浴OK?!」恥ずかしくて下を向いたままのあたしの顔を、下から覗き込んで銀さんが言う。
「こ、混浴とか言わないでよ。
あたし今超恥ずいんだから!」
そう言って背を向けると、銀さんは、
「じゃ…早く来いよ。」
って言いながら、あたしの頭をポンポンした……。
銀さんの足音が、バスルームに消えたのが判る。
今更だけど、あたし、もしかして凄い事言っちゃった?!
う~、ど~しよ~。
でも……良いよね……お風呂入る位なら……あっ、そうだ!良い事思い付いた!
あたしは、制服を脱いでハンガーに掛ける。
そして、バスルームをそっと覗いてみた。
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