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………次の日………
「凛、おはよー」
「おはよぉ」
「昨日はドンマイだね」
「ほんとマジ最悪。代理で入ったのにラストまで居させられたよ」
「あちゃー、こりゃまた。まぁ、儲けたって考えればイイじゃね?」
「笑い事じゃないよぉ」
凛は今日もいつものように友夏里達と雑談をしていた
が流石に昨日の疲れが残っているのか、顔色は良くなかった
それに最初に気が付いたのは哀で、心配しながら凛に尋ねた
「顔色、良くないわよ。……どうやら体調は芳しくないようね」
哀の洞察力に驚いてしまったが事実なので正直に答えた
「うん、ちょっと疲れてて」
「……保健室いったら?」
口調は冷たいが、言葉の奥には優しさが感じ取れた
「アハハ、顔が白いのはいつもの事じゃんか」
藍はいつもの事だと笑いながら冗談を言ってのけた
友夏里は藍の冗談に便乗して二人は笑い始めた
「友達が顔色を悪くしてるのに、呑気なものね」
哀は二人を非難した
「いいよ。藍と友夏里は元気が取り柄だもんね」
凛は二人をカバーした
「まったく……凛」
「何?」
「保健室、行くわよ」
哀は呆れながら凛に保健室に行く様けしかけた
「ん、大丈夫。一人で行ける」
凛は哀に説得され一人で保健室に行く事にした
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