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………学校 廊下………
「ん~、ヤバイなぁ本当にフラフラし始めた」
凛はヨロヨロと壁に手を付きながら廊下を歩いていた
だるい体
もたつく重い足
クラクラする頭
ボヤける視界
凛の身体は様々な体調不良を訴え始めた
急に来たからまったく対抗も抵抗できない
腰が崩れ始めた
視界も狭まり始めた
すると、向こうから誰かが近付いて来るのが分かった
誰かまではよく分からないが
何かを叫んでるようだ
頭の中を誰かの声が、反響し波打ちながら聞こえる
何いってんの?
…………?
遠退く意識の中
凛はフッと体が宙に浮く感覚に襲われた
その気持ち良さ
合図だったかの様に、凛は真っ白か真っ黒か、区別の付かない意識の底に沈んでいった
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