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……放課後……
そういえば今日は夏祭りの日だったなぁ
丁度良いから聞いちゃえ
「ねぇ、忍は夏祭り行く?」
「ん~?」
「あ!ワタシ行く行く!!」
「……美季はカワイイなぁ!」
「うわぁ!抱き付かないでよ」
「島崎はどうする?」
「私はカレシと遊ぶから」
「だって、フラれたねぇ綾」
「私はアンタに聞いてンだよ」
「……まぁ、行こうかねぇ」
「んじゃ、7時に現地で!」
「もう、離れてよ綾ちゃん」
まぁハッキリ言って島崎が行かないと言ったのは予想の範囲内だった
島崎にはカレシがいるし、第一、島崎は祭り事とかには基本興味は無い
しばらく歩いて、島崎は長い黒髪をなびかせ、手を振りながら十字路を私達とは別方向に曲がって行った
私達3人は結構近い場所に家があるので、ホトンド同じ道を登下校している
「そういえば綾さぁ、タケシとは遊ばないの」
「ハァ?? なんでアイツの名前が出てくるんだよ?」
「いや、せっかくの夏祭りだし」
「あのねぇ、アイツを誘う理由がないでしょっての」
そういえば
高校に入ったら別のクラスだったから、アイツの事ほとんど知らないなぁ
…………
なんでアイツの事考えてんだろ
今は夏祭りで忙しいんだった
さ~てどうしようかな?
浴衣でも着て行こうかな?
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