Ⅱ 不思議な鏡

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  ─ あ‥   流れ星‥? お願い事を‥と、思うと同時に、アユリは胸の中で呟きます。 ─ 翔に逢いたい‥   翔に逢いたい‥   翔に逢いたい‥ ── え‥? アユリは、とても不思議なことに気付きました。 そう、流れ星が消えないのです。 それどころか、どんどん自分に近付いているような気がして来ました。 周りの誰もが、流れ星に気付いていません。 アユリは、空に向けて両手を差し出しました。 ── 流れ星さん    こっちにおいで‥  
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