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ゆりへ
我が家の一匹目として飼われた猫です。
姉が高校生の時に校庭内に捨てられてた猫です。
初めて我が家に来た時の事まだ覚えています。
大きすぎる箱の底で覗き込んだ私に「ニャー」と鳴いてたあの日
マイペースで自己主張が強い猫でした。
よく噛まれたり引っ掻かれたりしましたが人間を噛むときは加減して噛み人間を思いやる気持ちを持っていた猫でした。
時折何を思ってそうするのか、セーター生地を食べてよく母親にものすごく怒られてはそれを私が許してと助けに入ってましたが
そんな私よりも母親が大好きだった。
母親も沢山いるペットの中で一番ゆりが可愛いと言ってました。
亡くなる数分前
息することさえ苦痛なゆりに私の思いを伝えました
互いに言葉が通じ合えなくても気持ちだけは通じ合えていると信じて
そんなゆりへの思いです
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