キミが

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私たちは事情を話しました。 「だけど道端に放っておいたらどうなるかわからないし……」 まだこんなに小さいのに、見つけちゃった以上無かったことには出来ないよ 優しくて猫が大好きな百合子も力説する。 「どうしても見捨てておけなくて」 百合子を巻き込んだのは私のエゴとか偽善かもしれないけど 「解った」 一通り聞いて先生は言いました。 「じゃあ治療費はいらないから」 子猫をそっと、持ち込んだダンボールに戻して私たちに預けました。 「その代わり君たちで、この子の面倒みてあげて」 子猫の運命が私たちに託されることに。 「とりあえず一週間だけ様子をみよう」
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