アリガトウの季節

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机の 片隅に 残した落書きも 窓から見えるこの景色も今日で最後なんだね どこまででも続く空のように もっと今が続けばいいのに 泣いたり笑ったりまだまだ足りないくらい だけど 桜咲くこの道を越えて それぞれの未来(あす)を叶えるそのために 僕達は今旅だって行くんだ 何度も何度も手を振って 色あせないこの思い出を 少しくたびれたカバンに詰め込んで 目の前にある新しい世界へ 歩いて行こう 笑顔のままで さよならじゃなくてアリガトウ 2.オレンジに染まった放課後の教室 とりとめのない会話だって 今は宝物だよ ほんとは ねぇ当たり前な事なんてひとつもなかったんだね分かち合えた日々を決して忘れはしないよ ずっと 桜舞う優しい季節が 温かな風を運んでくるたびに おんなじ空を見上げて思うんだ いつでも心はそばにある 真っさらな地図をにぎりしめ スタートラインを一歩踏み出したら 光輝く果てしない世界へ 歩き始める 僕達だから さよならじゃなくてアリガトウ 泣かないって 決めてたはずなのに こぼれ落ちた 涙の雫 人は出会いと 別れ繰り返し 大事なもの知るんだね 桜咲くこの道を越えて それぞれの未来(あす)を叶えるそのために 僕達は今 旅だって行くんだ 何度も何度も手を振って 色あせないこの思い出を 少しくたびれたカバンに詰め込んで 目の前にある新しい世界へ 歩いて行こう 笑顔のままで さよならじゃなくてアリガトウ
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