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四人はアナグラとエイジスを繋ぐ地下道を通っていた。
アーク計画を止める為に第一部隊もここを通ったと記録されており、以後エイジス任務時にはここを使用する。
長い通路の果てにぼんやりと光が見えてきた。
「そろそろ着くな。…ウロヴォロスかぁ、待ってろよ」
「大丈夫ですよ、ウロヴォロスがエイジスなんていう格好の餌場から移動するなんて考えられませんから」
「…いや、そういう意味じゃないんだけどね。…説明するのも変だけど、なんていうか……テンションを上げるために言うじゃんか、よくさ」
「そうですか?」
「え~言わねぇの?」
「いいから二人とも、ホントに着くぞ」
ぐちぐちと喋っているシンラとジョンソンをたしなめる様にハヤトが言った。前方に照明に照らされたエレベーターの扉が見えてきた。
地下道の終点だ。
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