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エレベーターで最上階に上がると扉が開き、四人の視界に円形の広場が見えてきた。
「あれ?いないね」
最初にエレベーターを降りたツバサが不気味な静けで満たされた広場を見渡して言った。三人も順々に降り、その光景に唖然とした。
「ほ、ホントにいねぇじゃん」
ジョンソンが言っているのがシンラに聞こえた。
「言っている場合じゃないですよ。一帯どこに…」
シンラが言いかけたときだった。
ズズン、ズズン
「おい、今の」
ズズン、ズズン
「ああ、これは…」
「あっち側、なんか動いてるよ」
ツバサが指差したほうを見ると確かに何かが蠢いている。そして
「「「「キタ――――――――――――――――――――――――」」」」
四人は同時に叫んだ。だがその程度ではなかった。
「「「「!!!!」」」」
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