三喰目

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「ハヤト!」  シンラ、ツバサの2人よりも一足早く戻ったジョンソンはウロヴォロス堕天の亡骸の横に座っているハヤトに声を掛けた。 「無事だったか…」 「当たり前!俺を誰だと思ってんの?」  軽口を言い合い互いの無事を確かめた。 「ま、無事ならいい。ここからでもお前のキリングオーラが感じ取れたから少し心配した」 「あ~、ちっとね。…俺が一番嫌いな戦法で闘ったからなぁ…ビビッた?」 「いや、特には。それより…二人はまだか」  ハヤトはそれが心配だった。 「あれ?確かに遅いな」  ジョンソンも心配し始めた時だった。 「皆、無事だった!?」  ツバサが丁度現れ、二人を見つけて話しかけた。 「あれ?シンラは?」 「まだだな」  ツバサの質問にハヤトが答えた。普段ならシンラが自分より遅いはずが無い、とツバサは思った。 「ま、シンラならすぐに来るだろう」  ハヤトもジョンソンもそれほど心配してはいない。 「うん…。大丈夫だよね」 「全くツバサは心配性だよな」  ジョンソンがやれやれとばかりに言った。 「そんなに心配しなくても…。ほれ、来たぜ」  ジョンソンが指した方を見ると確かにシンラが走ってくるところだった。 「シンラ!おかえり!」  ツバサは手を振った。 「珍しいな、お前が遅れるなんて」  ハヤトが質問した。 「アルダノーヴァに遭遇しました。すぐ来ます!準備してください」 「「「はぇ!?」」」  三人は驚きと疑問で同時に変な悲鳴を上げた。 「ちょ、え?マジで?」 「もう疲れたってぇ」  ジョンソン、ツバサとそれぞれに文句を言ったがそれで状況が変わるわけではない。 「早く!いくらもしないで来ます!!」  全てシンラの一言に一蹴された。  それにシンラは既に戦闘体勢になっている。 「え~、マジかよ…」  ジョンソンはいやいや、だがしっかりと神機を構えた。 「帰ったら報酬倍にしてもらうか」 「いいねそれ、それなら新しい刀身作れそうだし」  ハヤト、ツバサもそれぞれ神機を構える。 「フフフ、やはりあなた達は馬鹿ですね」 「「「お・ま・え・に・い・わ・れ・た・く・な・い!」」」 「ハハハ、自分でも馬鹿だと思っていますから。それより皆さん、随分疲れたように見えますが…この程度なんですか?」 「「「うっっっっっざ!!」」」 「なら頑張りましょうか」 「「「当たり前だろうがぁ!」」」
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