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「え?」
思わずジョンソンの方を見ると彼は目で語っていた。
――顔に書いてあるよ、心配し過ぎだ。
「……」
シンラは俯いた。最高の仲間達はシンラのことなど全てお見通しだと言うわけだ。
シンラが同じように三人を理解しているように。
「いくか」
ハヤトも起き上がる。
「いくって、行く?それとも逝く?」
「普段なら当然『行く』。でも今は状況的に『逝く』だな」
ジョンソンの問いかけにハヤトが応える。
「だってさ。さて、シンラ、どうする?」
ジョンソンもハヤトも最も頼れるリーダーの言葉を待っている。
シンラは俯いていた顔を上げて、そして答えた。
「ツバサが一人で頑張っているんです。『逝き』ましょう!」
ニヤっとジョンソンとハヤトが笑う。
「「了解、リーダー!」」
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