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二人で桜を見ながら、(恭は)お酒を飲んだり、多分草壁が作ったであろう食べ物をつつきながら、時間は刻一刻と過ぎていった。
「…にしてもどうやって此処にあんな大きな桜の木、持ってきたの?」
「フフ、秘密だよ」
「………」
(本当に綺麗な桜……)
ボソッ「凄く綺麗だよ…恭弥」
「…?何か言った?」
「いや、何でもないよ」
桜を見る君が、とても綺麗だったんだ。
…なんて思ったんだよ。
そんな君を見るのも最後だから、少しの時間も惜しくて…。もっと時間が欲しいよ。
ガラにもないけど、そんな事を神様に願ってみた。
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