5日目

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目を開けると、そこは応接室だった。 「あ、雲雀さん!無事に帰ってきたんですね!よかった…」 「おぉ、雲雀。目が覚めたか」 「本当に、リボーンがすみませんでした!」 「うるせぇ、元はと言えばジャンニーニの野郎が改良に失敗したからじゃねぇか!」 「い、いや、でも打ったのお前だから…」 「……えせ、」 「…え?雲雀さん、今なんて…」 「僕を10年後に帰せ!」 あの人の居る世界に帰せよ。 「雲雀さん……」 「雲雀、残念だがそれは出来ない。お前も分かっているだろ?お前は此方の世界の住人だ。10年後の世界に留まる事は出来ねぇんだ」 「………」 「とりあえず、今は落ち着くまで休んでろ」 そう言って赤ん坊は応接室を出ていった。 「あ、あの…本当にすみませんでした雲雀さん!」 「ほら、さっさと行くぞダメツナ!」 静かになった応接室。そう言えば、恭と二人で此処に来たっけ… ねぇ、どうして。好きなのに。離れたくなかったのに。恭…。 ソファから起き上がると、学ランのポケットから カサッ と音がした。 「………?」 取り出してみると手紙が入っていた。 表に 恭弥へ と、彼の字で書かれていた。 「………恭」 手紙を開けてみるとこう書いてあった。
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