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恭弥へ
この手紙を読んでると言う事は多分もう君は10年前の世界に帰ったんだろうね。
君と過ごした５日間、とても楽しかったよ。群れる事を嫌う僕だけど、君と一緒に過ごしたあの時間はとても心地よかった。こんな風に思えたのは君が初めてだ。
小さな君が此方の世界にやってきた時は、本当にどうしようかと思ったけど、今は本当に君が来てくれてよかった。10年バズーカを改造してくれたヤツに感謝したいくらいさ。
君と共に歩いた道も、一緒にみた桜の木も、君が存在した場所を見ると君が恋しくなるよ。そのくらい君が大好きで、手離したくなかった。でも、僕らは同じ世界で同じ時間を生きる事が出来ないから…だから、さよならだ恭弥。
でも永遠にさよならじゃない、あくまで一時的に離れるだけだから。
だから、10年だけ僕に時間を頂戴。それまでにまた君と会える方法を作るから。今度は僕が君に会いに行くよ。例えまた離ればなれになったって何度でも会いに行く。
だからそれまでさよならだ。
また、10年後に会おう。
愛してるよ恭弥―…。
恭
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